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TSM - English

英語を学ぶ、学んだら還元する、楽しい毎日。

- pick up -の話 英語の語順と意味

  • pick up -の話

「pick up :〜を車で拾う」という熟語を使って3つの例文を挙げます。

�I'll pick you up in front of the station.
�Jane picked up Beth at the bus stop.
�Jane picked Beth up at the bus stop.

という3つです。

それぞれ �pick you up / �picked up Beth / �picked Beth up の語順になるようです。
ここで�と�はBethはpick up の後ろ(�)や、pick upの中(�)でも良いようですが、youは�pick you up のみが例文になっています。なぜでしょうか。
…FORESTには答えのみで理由が載っていません←!!

FORESTには目的語が名詞の場合、<V +副詞+目的語(=名詞)>と<V +目的語(=名詞)+副詞>の語順が許され、目的語が代名詞の場合、<V+目的語(=代名詞)+副詞>の語順のみが許される、という記述になっています。(あとはそのパターンをとる熟語の列挙)

ではなぜこの違いが出るのでしょうか。

まず�と�からです。(�picked up Beth / �picked Beth up)
英語は語順が大切な意味を持つ言語なので、�と�の語順の違いは文の意味の違いを作ります。

英語は文の後半にある部分がより意味的に重要になります(3文型と4文型の書き換えの話の時や it is A to V原の構文の時にも同じような話をしましたね)。

なので、
�Jane picked up Beth at the bus stop.
は目的語(=Beth)が強調された形です。(他の誰でもなく、Bethを車で拾ったのだ、ということです。)
いっぽう
�Jane picked Beth up at the bus stop.
はBethがpick upの中にあるので、Bethは強調されず、車で拾った(=pick up)という行為を強調した形です。
ここから�pick you upについて、目的語が代名詞の場合、<V+目的語(=代名詞)+副詞>の語順のみが許される、について考えを巡らすと、
A:代名詞は一度登場した名詞が二度目以降の登場の時に使われるものである(FOREST p496)。
B:<V +副詞+目的語>は目的語が強調された形である。
ということから
代名詞は一度会話や英文に登場しているので、強調されることは少ないので、<V +副詞+目的語>という目的語が強調された形はとることは不自然である、となります。

そもそも強調しないことが自然な代名詞なのだから、強調されない場所に置くのが自然である、ということです。

難しいね。

同様の説明は 「ここがおかしい日本人の英文法�」(研究社)のp88にあります。「表現のための実践ロイヤル英文法」(旺文社)のp49には名詞を中に入れるか、後ろにするかは文体や全体のリズムの問題である、と説明していますが、代名詞が中に入ることについては詳しくは述べていません。「現代英文法講義」のp742では、かなり突っ込んで記述されていて、
What did he turn on? という質問の答として He turned on the light.を
そして
What did he do to the light? という質問の答えとして He turned the light on.
のそれぞれの文があるとしています。

やっぱ…難しい。