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TSM - English

英語を学ぶ、学んだら還元する、楽しい毎日。

模試が終了、そして分析へ、の布石(前編)

本日勤務校では模試が実施されました。

うまく言えないのですが、この先の入試にどれまで直結するのか…

と、少し思うことがあり

分析に入ろうと思います

まぁセンターでも英検でも私立上位大学・国公立でも模試でも
文句なく点を取れるだけの授業ができればいいわけですが

まともな英語を出題するセンターと英検にこれまで絞ってきましたが、

ここからはまともな英語を出題する私立上位大学・国公立に目を向けていかなければ…

というわけで

雑な出題をする模試には目を向けてられません。

模試で偏差値あげたかったら分厚い文法頻出(笑)問題集でもやってればいいのではないでしょうか

確実に模試の偏差値は上がるはずです、模試は。

今回の模試の分析を始める前に
今年度の始めのころに3年生が行ったマーク模試とセンター試験3カ年(H23〜25)の比較分析報告を以下に掲載しておきます

成り立ちの背景の違いからセンター試験は英語力それ自体の力を測る狙い、模試はそれまでの問題集・単語帳・熟語帳の定着度を測る狙いがあるように感じられる。

第1問(発音・アクセント)
発音・アクセント
センター本試験ではリスニングの土台のための作問。綴りと発音の原則・綴りとアクセントの原則から幅広く出題。(単語帳・論説文の学習では)馴染みの薄い語も含まれるが、リスニングの学習や綴りと発音・アクセントの原則を意識的に学習していれば非常に点は取りやすい。

一方マーク模試では、出題された語の種類が硬めの文章で使われる単語帳や論説文の語が多い。模試で第1問が出来ない→単語帳やりなさいの指示が容易になる、という意図か?また、原則それ自体よりも出題された単語自体の知識が問われている。リスニングの土台としての第1問、という位置づけにはない。

第2問(文法・語彙・語法・会話・整序)
文法・語彙・語法
H23では文法10題中2題(仮定法I wish /形式目的語it)
H24では文法10題中3題(時・条件の副詞節/let/関代which)
H25では文法10題中3題(助動詞/時制/文型・時制)
代名詞や目的格関係代名詞省略(アメリカ口語)や文脈を見ての熟語問題(熟語帳的なものからは外してくる)など、細かい知識は問わない傾向が続く。その傾向の顕著な例はH24の問2。

マーク模試では文法4題と見た目の傾向は似ているが、熟語帳的な表現や問題集手的な文法・語法が散見された。

会話
基本的に文脈を読み、選択肢を消去法で絞って解答するということはセンター・模試ともに変わりはそう見られない。選択肢は、「解答の流れと逆」「本文に関係なし」を消去するわけだが、センターはその消去法の際に代名詞を絡ませる(H23)こともあり、罠が張られる年度もある。しかし、「リスニングの基礎となる」会話問題ということから、大きく話題を掴んでいけば正答が得られる易しい問題が多い。


整序
4択で問いづらい関係詞の省略は頻出(?)。語順やhelp O V原、形式目的語、付帯状況のwith、原級比較、enoughなど普段使う英語を点が取りやすい形で出題する傾向。H24でforce O to V原、H25でowe A to B+関代whatを聞いたのがやや硬い出題。後でリスニングで聞く形を先に筆記で示しておくような出題にも感じられる。
マーク模試は整序で問いやすい熟語が問われていた。センターとは別問題のようなイメージ。リスニングとは連動せず、知識系統の確認。

第3問 語句類推・発言要約・文補充

語句類推  
文脈を読み取り、流れから方向性で解く、というセンターの基本的な解き方はここでも。明らかなダミーを取り除くと大体の設問が2択に、あとはもう一度本文に戻り前後の関係性を考えて解答する。
マーク模試では問1が会話の流れがやや不明瞭かつ選択肢①の切り方は非常に難しい。
ちなみに第3問以降マーク模試の長文の文章流れがイマイチ明瞭でないため、非常に読みづらいものが続く。

発言要約   
センター・マーク共にそれぞれの発言の中身を大きく捉え、消去法と方向性で解くことになるのは同じ。
センターでは中身を捉え、方向性で解く、という場合、そのほとんどが本文の言い換えを解答として用意するため、本文中の語彙が解答ではなく、間違いの選択肢に含まれることが多い(リスニングでも同様)。H24の30の設問が本文にはその話題自体は出ているものの、全体の流れから解く、という観点から正答になれない。非常に良問である(模試なら正答にしかねない)。
ただしマーク模試では31が解答を全体一致ではなく、部分一致で根拠を拾うタイプの設問で、このタイプはセンターには出ない(消去法からの解答と考えることもできるが)。

文補充  
漠然→具体の流れを読みこんで解くだけの問題。漠然→解答(具体)か、漠然(解答)→具体という流れを見て解く。細かい読みではなく読書力の問題。
マーク模試では間違いの選択肢の質が悪い(特に32)。H23の34は難問だったが、文章を読んで解く、消去法で選択肢を絞る、というセンターの典型的な標準問題。この問題が自信を持って解けるのであれば、読解力がついていると判断してもよいだろう。

次回へ続く