整序英作文から始まる英文読解!?
大それた(ような)タイトルですが
整序英作文対策の記事を書くわけではございません
2年生に解いてもらった1990年度のセンター試験(本試験)の
データを打ち込み、分析をしていたところ
得点率を比べてみると
整序英作文の部分に大きな差があることがわかりました
もちろん長文問題での差も大きいところではありますが
どうも、ここに得意と苦手の壁があるように思われるのです
語彙+文法で文章が読めるわけではない
ということわかっているのですが
SやらVやらを振ってきゃっきゃうふふする精読まがいが
文章読解力の向上にはうまく結びつかないということは
だんだんわかってきたし
速読、多読だけでもどうもよろしくない
速読や多読の前にやるべき何かがある・・・
と、モヤモヤしていたのです
ここで生徒たちの結果、それもたった1回のデータでは不十分なのではありますが
どうも整序英作文が
語彙+文法 と 文章読解
の間に横たわっているのではないかと思うのです
誤解の無いように言えば
整序英作文対策をすれば文章読解に強くなる
ということではないです
英文にSやらVやらをふってきゃっきゃうふふするタイプの精読でも
英文の流れや型を認識する訓練にはなるのです
しかし、
英作文やその前段階としての整序英作文の訓練を通して
この内容を英語で伝えるには…
と試行錯誤しながら英文の流れや型を動的に意識するほうが
格段に文章の把握力が上がるのではないか…と思うのです
結局は(ここまで書いておいてなんなのですが)
英語を使うという方向で訓練をしていることが大切なのだなと
ただただ4択をやっても仕方なし
ただただ漫然と英文を読んでも仕方なし
動的に、自分から英語に向かっていくことが大切なのだと
改めて認識した次第です
明日はセンター試験です
寒さとトラブルに負けず、受験生には思う存分楽しんでもらいたいと思います