TSM - English

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英単語と熟語の考え方 -備忘録

語彙というのは非常に難しいもので、
例えば"sun"という単語も
直接的に「太陽」という意味を表すこともあれば、
「君は僕の太陽だ」というような比喩的な意味を表すこともある。
語彙というものは
直接的な意味と比喩的な意味の2つがあることをよく頭に入れておかないと、
文章を読む、または英文を書く際に非常に手間取ってしまう。

また非常に厄介なのは自動詞と他動詞の区別。
あるひとつの単語は自動詞専用で

またもう一方は他動詞専用であるというように綺麗に分かれていることは稀で、
ひとつの単語は動詞として使用される時、自動詞と他動詞の両方の可能性があるということを念頭に入れてなくてはいけません。
単語を覚えることは非常に重要だが
その際は一対一で覚えて満足せず、
必ず例文やフレーズを参考にして自動詞であればどのような使い方をされるのか
他動詞であればどのような使い方をされるのかを
よく考えて例文やフレーズごと覚えることが重要である。

自動詞と他動詞の区別については、
もう一度「五文型」の復習に当たることをオススメする。

文法を知っていると単語を覚える時に助かるのだ。

英語の"熟語"というものは非常に曖昧で
一口に熟語といっても実は数種類ある。

例えば"as a result"や"on the other hand"のようなつなぎ言葉がある。
これらつなぎ言葉は大抵がそれぞれの語彙を知っていれば
意味が分かるものなのでそういう躍起になって暗記するぞ!と意気込む必要はない。

また"take after"や"look at"のような
基本動詞と基本前置詞との組み合わせから成る句動詞と呼ばれるものがある。
これらはそれぞれの語彙のコアミーニングが暗記のヒントとなるため非常に厄介かもしれない。

句動詞については丸暗記をすると
際限なく丸暗記の領域が広がるため、
例文や辞書にしっかり当たり
コアミーニングのイメージを自分の中でしっかり持つことが重要である。

最後に
"This is as easy as pie."のように
英語文化の中で培われた慣用表現がある。
これはいわゆる"熟語"というもので
これらについては一つ一つをそのまま単語のように地道に覚えていく必要がある。

これら3種類がいわゆる熟語と呼ばれる範囲なのだが、
熟語帳のようなものを丸暗記しているようでは熟語の勉強というのは前に進まないと考えて構わない

単語帳で頻出語彙を覚え、
過去問や教科書で実際に出会い困らされた語彙を覚え、
そうしながら縦糸と横糸を少しずつ紡いでいくことが大切なのです。